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新潟県魚沼市「魚沼ぶなジャック」にて当社製ハンガーを展示中 ~国産ブナ材の未来を考える~
2022/01/31

現在、新潟県の魚沼市役所で「魚沼ぶなジャック」というイベントが開催されています。魚沼市各所のぶな林やブナ材の家具や製品を2月28日(月)まで展示しています。その中で当社が試作品として製作したスノービーチ製のハンガーも展示していただけることになりました。

▼イベントの詳細はこちら

『魚沼ぶなジャック』~市役所本庁舎2階が魚沼ぶなに占領される~

https://www.city.uonuma.niigata.jp/docs/2022011300021/

新潟県魚沼市では薪炭林だったブナ林を家具材などに活用しようという取り組みが行われています。特に大白川地区では整備を行ってブナを育て、木材資源としての活用を促進する取り組みが行われています。スノービーチプロジェクトと呼ばれており、スノービーチ(雪国のブナ)を使った家具やアクセサリーの製品化、スノービーチの森を活かした観光事業の計画が進められています。

 

日本のブナ林について少しお伝えします。

薪炭材として古くから活用されてきた日本のブナですが、エネルギーの化石燃料への切り替わりや、戦後の復興需要で進められたスギやヒノキの植林事業により大幅に減少してしまいました。ですが、1970年代には保水力が高く、豊かな生態系を育むブナ林の保護活動が起こりました。各地にあるブナ林は管理し育てることで持続可能な資源にすることができ、木材資源として活用することが可能です。新潟県魚沼市はこのような循環利用の仕組みに取り組みを進められています。

私たちの作るハンガーはブナ材でできています。ヨーロッパの循環利用の仕組みが確立した森林のブナ材です。日本でも育成と活用、再生という循環利用の仕組みを行うことは、地域の天然林の保全やそこに住む生物の生息空間の保護、さらに地域の活性化が可能です。

日本のブナが国産ブナ材として広く活用され、健全なブナ林の運営と保護が成り立つ未来を思い描き、私たちは「スノービーチプロジェクト」に賛同し、協力してまいります。